破魔弓・羽子板は赤ちゃんが誕生して初めて迎えるお正月に向けて贈られます。

旧暦の12月から1月の間は十二支による暦の上で「丑・寅」に当たり、

いわゆる「鬼門」の時期に当たります。その時期を生命力の弱い赤ちゃんが

無事に通過できるようにとの願いが込められています。

 

「破魔弓」とは「弓で魔を射る」という意味があり、

弓の弦を強く弾き鳴らすことによって

魔除け・邪気払いをするという儀式があります。

羽子板も正月の年占いとして、羽子板で羽根をつき、

平安を祈願したといわれています。

 

どちらも赤ちゃんや子供を大切に思い、

育てたいとの親の気持ちを表す文化・風習だと考えています。